テキストエディタなどでプログラムを記述し、保存したファイルパスをコマンドライン引数に与えて実行することで、様々な処理を実行させられます。
http://lukewarm.s151.xrea.com/nilscript.html
ファイルやテキストの処理と言った基本的な機能から、HTTP通信などのインターネット関連の機能、ウィンドウやキーボード、マウスの自動操作など、多くの機能が用意されています。
DLLなどの関数を呼び出したり、メモリ上に確保されたバイト列を操作する機能が用意されているので、標準では用意されていない機能も実現しやすくなっています。
NILScriptの最大の特徴にして長所と言えるのが、スクリプトエンジン部分にMozilla Firefoxなどに搭載されている「SpiderMonkey」というJavaScriptエンジンを採用していることです。
JavaScriptは、数あるスクリプト言語の中でも特にC言語に似た仕様を持つ言語ですので、JavaScript自体には馴染みがなくても、C++やJava、C#など、C言語風の構文を持つ言語の使用経験があれば、戸惑うことなく使用できるはずです。
NILScriptは、これからプログラミングを習得しようとしている人にもお薦めです。
テキストなどを表示するだけのプログラムではなく、自分が欲しいツールを作りながらであれば、飽きたり挫折することなく学習を続けられるはずです。
NILScriptでC言語風の構文に慣れておけば、C++やJava、C#などの言語で高度なプログラムを作りたくなった時にも、スムーズに習得できるでしょう。
一方、プログラミングの経験がなく、今後も本格的に習得するつもりは一切無いけれど、便利な機能を利用したいという人は、NILScriptよりも他のスクリプトユーティリティを使った方がいいかもしれません。
JavaScriptには、変数名などの識別子を大文字・小文字の別まで正しく記述しなければならなかったり、文の後に「;」を記述しなければならないなど、プログラミング未経験者にとって一見理不尽に面倒臭く感じられる仕様が少なくないのに対し、独自仕様のスクリプトエンジンを搭載したスクリプトユーティリティでは、こうしたプログラミング未経験者への配慮が手厚い傾向にあります。
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